支えられながらも懸命に突起物に手を伸ばす参加者=佐賀市のクライミングジム「インパクト」

 視覚障害(しかくしょうがい)者と健常(けんじょう)者が一(いっ)緒(いっしょ)に楽しむパラクライミング体験会が1日、佐賀市鍋島町のクライミングジム「インパクト」で開かれました。参加した約30人が互(たが)いに声を掛(か)け合(あ)いながら、目の前の壁(かべ)に挑(いど)みました。
 パラクライミング世界選手権(せんしゅけん)覇者(はしゃ)の小林幸一郎さんが講師(こうし)を務(つと)め、壁を登る時の手掛(てが)かりとなる突起(とっき)物(ホールド)の位置の伝え方や登り方を指導(しどう)しました。参加者は3人一組になり、「次は左手の10時の方向」など突起物の位置を教えたり、互いに応援(おうえん)し合ったりして、同じルールでクライミングを楽しみました。
 佐賀市の大坪(おおつぼ)宏(ひろし)さん(65)は「チャレンジする気持ちが湧(わ)いてくる。健常者の人と交流しながら、体も動かせて二つのことが一遍(いっぺん)に楽しめた」と満足げ。息子(むすこ)の案内で2メートルの高さまで登った同市の古賀(こが)喜実子(きみこ)さん(57)は「遠慮(えんりょ)のない案内だったけど、家族で一緒にスポーツができたことが何よりうれしい」と笑顔でした。
 唐津市相知町にある「たかだ電動機」の視覚障害者支援(しえん)部「てんとうむし」の結成7周年を記念したイベント。視覚障害者が全身を動かすスポーツを楽しむ機会をつくろうと県内で開きました。(7日付19面)

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