来年の干支で、縁起物の白ネズミの土鈴作りに追われる工房=神埼市の尾崎人形保存会

 来年の干支(えと)で縁起物の「白ネズミ」の土鈴作りが最盛期を迎え、工房では絵付け作業に追われている。愛くるしい目をしたネズミが大家族のように並び、“出番”を待っている。

 神埼市の尾崎人形保存会代表の高栁政廣さん(74)と城島正樹さん(33)は、7センチほどの白い体に、目やひげなど細かい模様を一つずつ丁寧に絵付けしている。

 尾崎人形は、白地に赤、青、黄の3色によるシンプルな絵付けが特徴で、干支のネズミも同じような配色で制作されている。おなかの部分には、打ち出の小づちをモチーフにしたデザインが描かれ、福を呼び込むようにと願いも込められた。高栁さんは「ネズミは十二支の始めでもあるように、手にした人に何かが始まるようなチャレンジの年にしてほしい」と話す。

 土鈴は、神埼市神埼町尾崎の保存会の工房や佐賀市唐人の佐賀一品堂で販売される。

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