九州新幹線長崎ルートの未着工区間に関し、佐賀県と協議入りに向けて確認作業を進めることを「大きな前進」と話した赤羽国交相=東京・霞が関の国交省

 赤羽一嘉国土交通相は13日の閣議後会見で、九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖―武雄温泉)の整備方式を巡り、佐賀県と協議入りに向けて確認作業を進める方針で一致したことを受け「大きな前進」と評価した。「おそらく合意していただける」とも述べ、国交省と県で実務的な協議が始められるという見方を示した。

 赤羽氏は会見で「佐賀県の意向を丁寧に聞く」と何度も強調した。「フル規格が適当」とする与党方針を重視する姿勢と、フル規格前提の協議を拒否する佐賀県に協議入りを求めた姿勢について整合性を問われ、「一見矛盾しているようだが、矛盾しない」とし、「知事は(整備方式の議論は)5択とおっしゃっている。一つ一つ話をして国交省としての考えも伝えていきたい」と話した。

 協議入りに向けては「おそらく合意していただけると思う。佐賀県からそんなに遠くなく返事が来ると思う」と述べた。その上で「丁寧にやらなければならないが、だらだらとやって結論を求めるというものではない。承諾してもらえれば、可及的速やかにスタートしたい」と話し、議論を急ぎたい考えもにじませた。

 フル規格整備に必要な環境影響評価(アセスメント)への予算計上については、佐賀県の合意が必要との認識も示した。

 赤羽氏は11日に東京都内で山口祥義知事と会談し、未整備区間について幅広い協議に応じるよう要請した。知事はフル規格前提の協議には応じられないとの考えで、文書などで協議のあり方を確認する意向を示している。

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