今、妻のおなかには新しい家族がいます。長女(まはろ)、長男(あろは)と授かり、おなかの中にいるときも順調に成長し、出産後も大病なく今まで過ごすことができています。これは当たり前のようで当たり前ではなく、本当にありがたいこと。

 出産が理由で命を落とすママもいるくらい、女性にとって出産は命懸け。その人生の大きな勝負事を男性はどう捉えているのか?

 女性が産むのが当たり前? 育てるのが当たり前? 母親だから? 昔からそうだから? 我が子を抱けるということがどれだけ幸せなことか。

 実際に、予定日より何カ月も前に産まれてきて成長することができなかった子もいれば、予定日を1週間過ぎても産まれず、その上に死産だったという話を聞かせていただいたこともある。本当に自分たちが今、生きていること自体がありがたく、奇跡であるということ。

 「ありがとう」の反対の言葉は「当たり前」。「ありがとう」は、「有り難う」。有ることが難しいということ。つまり、常に当たり前にあることや、当たり前の日常にも感謝しないといけないということ。ママの育児が当たり前と考えていたら、それは全く「ありがとう」や「感謝」の真逆な意味になってしまっているということ。

 今年、終活体験の企画をして実際に家族みんなで体験した。棺(ひつぎ)にも入った。死ぬ準備ではなく、これからどう生きるかが大切だと感じた。涙が出た。家族。何にも代えられない存在。我が子の出産。自分の人生の中で、これより大事なイベントはありますか? これからも、自分の思いや経験を、一人でも多くの方々に届けられるように活動していきたいと思います。(パパ記者・片桐亮=「いまりパパネットワーク」代表)

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 父親同士の交流会や子どもと一緒に遊ぶイベントを企画し、子育てを楽しむためのネットワークを目指そうと、今年6月に発足した「いまりパパネットワーク」。代表の片桐亮さんに”パパ記者”として、コラムを寄せてもらいます。(随時掲載)

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