「子」の置物作りに取り組む中野霓林さん=唐津市町田の中野窯

「子」の置物作りに取り組む中野霓林さん=唐津市町田の中野窯

 唐津焼窯元の「中野窯」(唐津市町田)で、来年の干支(えと)「子(ね)」の置物作りが本格化している。三代中野霓林(げいりん)さん(69)が、米俵に乗るネズミを愛らしい姿で大、中、小のサイズを作り、ネズミの姿をあしらった香合もそろえる。

 干支の置物作りは祖父の初代霓林さん、父の四代陶痴さんから続いており、細工物を得意とする霓林さんも40年以上手掛けている。ネズミは大黒様の使いであり、縁起物の米俵と組み合わせた。米俵は型どりしたものを手びねりで整え、竹べらで線を彫り上げた。ネズミは一匹一匹仕草や表情、配置を変え、表面は粉引の白で仕上げた。

 香合は下方が膨らんだフォルムで「福良(ふっくら)ネズミ」を表した。霓林さんはネズミの鳴き声をもじって、「来年の景気も上昇中(チュウ)となるよう願いを込めた」と話す。

 置物や香合は注文を受け付け、1カ月半から2カ月で仕上げる。価格は4~30万円(税込み)。問い合わせは同窯、電話0955(73)8881。

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