赤羽国交相との会談後、「協議入りに向けて確認作業をすることで一致した」と述べた山口知事=東京・霞が関の国交省

「佐賀県に最大限配慮する」としつつ与党方針を「重く受け止める」とも述べた水嶋鉄道局長=東京・霞が関の国交省

 九州新幹線長崎ルート新鳥栖-武雄温泉間の整備方式の見直しを巡り、山口祥義佐賀県知事と水嶋智鉄道局長は11日、東京都内での会談後、記者団の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

■「フル前提ではいけない」山口知事

-会談でのやりとりは。

 山口知事 赤羽(国土交通)大臣から幅広い協議をしてほしいという話があった。私からはどういった協議になるのかが大きな課題なので、確認をさせてほしいと申し上げた。協議のあり方について確認作業をしようということで一致したと思っている。

 フル規格が前提であってはいけないと思っているし、佐賀県の区間だから、佐賀県の意見が大切にされなければならないと思っている。しっかり時間をかけてやってほしいという趣旨が確認されるかどうかだ。

-4者協議とはまた別の協議体になるか。

 知事 (鉄道)局長から「4者協議という文字にはこだわらない」という話があった。私自身も県議会や県民に説明する責任がある。(協議入りの前に)文書で形に残す整理が必要だ。

 -フル規格を前提にしない協議で一致したのか。

 知事 私の受け止めは「いろんな意見を踏まえた協議を」と。大臣からはあまり時間をかけないでという話があった。フルが前提だとか一つ一つについての議論はしていない。

 -フル規格は前提ではないにせよ、選択肢になり得るのか

 知事 私は5択とずっと申し上げてきた。きょうの大臣、局長の話からするとそういった(5択の議論をする)準備があるとのメッセージを受け止めた。

 

■「与党方針は非常に重い」鉄道局長

 -知事にどのような話をしたのか。

 水嶋鉄道局長 協議をお願いしたいと申し上げた。協議のやり方は佐賀県が最も重要な当事者なので、県が一番話しやすい形でやらせてもらえませんかと。

 -「佐賀県が一番話しやすい」というのはどういう意味か。

 メインプレイヤーは佐賀県。責任者である国交省がじっくり話をさせていただくことが重要だ。佐賀県が協議しやすいように最大限配慮したい。

 -知事は協議入りの前に文書で確認するということだった。

 局長 可及的速やかに文書による確認をしたい。

 -フル以外の選択肢もあるという考えか。

 局長 与党方針は非常に重い。一方で知事は幅広く議論したいということなので、幅広い議論に応じるということ。

 -フル規格を説得していくのか。

 局長 与党PTの結論について、知事が責任を持って県民の皆さんに説明することができないと思っていらっしゃるのだろう。知事の懸念を一緒になって解消できるように論点を再整理して、しっかり議論していく必要がある。県民にとってベストだと思える答えを出せるよう、一緒に悩んでいきたい。

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