「肥前風土記」をテーマにした作品が並ぶ佐賀大学撮影セミナー写真展=佐賀市の県立美術館2階画廊

 シルクロードの撮影で知られる写真家の大塚清吾さん(73)=佐賀市=が指導する佐賀大学撮影セミナーの写真展が、佐賀市の県立美術館で開かれている。「肥前風土記」をテーマに、令和改元で注目を浴びる大宰府政庁跡(太宰府市)などで捉えたカットを展示している。15日まで。

 大塚さんの教室は「見て、感じて、考えて、胸におさめる」をモットーにしており、撮影対象について深く理解した上でカメラを向け、「よく観察し、画面の隅々まで気を配ってシャッターを切ることが大切」と指導している。受講者22人が一人3点ずつ出品した。

 撮影旅行で訪れた土地ごとに分類しており、長崎県五島市福江島で撮影した「三井楽を望む」、太宰府市の坂本八幡宮などの「令和の年号」、基山町の「基肄(きい)城址の水門」で構成した。大塚さんは受講生の作品を「うまい下手という世界とは一線を画した、品性の感じられる作品に仕上がってきた」と講評している。

 大塚さんが撮影した中国・敦煌の莫高窟の壁画や彩色塑像の写真14点も展示している。いずれもシルクロードの詩情にあふれ、仏教美術の豊かな世界が伝わってくる。

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