YAGPの本選に出場するバークスアシュリー粋さん

 佐賀市の思斉館中学部2年のバークスアシュリー粋(つゆ)さん(13)が、若手バレエダンサーを対象にした国際コンクール「ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)」の本選に出場する。10月に開かれた日本予選で3位に入り、切符を手にした。「客席を『うわぁ』と思わせるような踊りをして、自分の将来の道も広げていきたい」と目を輝かせる。

 YAGPは、世界有数のバレエ学校の奨学金制度やバレエ団と契約する機会を提供する世界最大のバレエコンクール。9歳から出場可能で、入賞者には現在、世界中のバレエ団で活躍するプロのダンサーが名を連ねる。

 兵庫県尼崎市で開催された日本予選のジュニア部門(12~14歳)に出場したアシュリーさんは「アレルキナーダ」を踊り、約250人の出場者の中から3位入賞を果たした。モナコ王立プリンセス・グレースバレエ学校やベルリン国立バレエ学校など、世界を代表するバレエ学校8校からスカラシップ賞も授与された。

 YAGP日本事務局によると、手足が長いアシュリーさんの容姿や、安定した技術と高い音楽性が評価の決め手だったという。

 佐賀市西田代の菜生バレエスタジオで週5日、一日3時間のレッスンに加え、予選に向けて練習を重ねた。「先生に注意されたことを次に生かせるように心掛けた。予選が開かれていた1週間は緊張していたけど、楽しく踊ることができた」と振り返る。

 指導する中村菜生さん(34)は「バレエに向き合う姿勢が真っすぐ。ほかの生徒と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、学校帰りの短い時間でも集中力を持って頑張っている」と話す。3位入賞については「YAGPは未来につながるコンクール。結果が全てではないが、うれしかった」と目を細めた。

 本選は来年4月に米国のニューヨークで開かれる。アシュリーさんは「日本予選に出て、周りの踊りを見て学んだことがたくさんあった。それを課題に練習を続ける」と意気込みを語った。

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