世界の貧困のサイクルについて説明した佐賀ユネスコ協会の川原田知章さん=太良町の多良中学校

 「世界が抱える問題」をテーマに佐賀ユネスコ協会による講演会が5日、太良町の多良中で開かれた。事務局長の川原田知章(ちあき)さん(53)=多久市=が「貧困の連鎖を改善するためには教育支援が欠かせない」と指摘。生徒は、教育の機会が与えられない子どもたちがいる途上国の現状を学んだ。

 川原田さんは約20年にわたり、東南アジアへの国際協力に携わる。現地の暮らしぶりや学びの場となる寺子屋をつくる活動の写真を示し、「生活に苦しんでいる人がいる。医療や教育も不足している」と伝えた。

 地球課題の解決を目指すSDGs(持続可能な開発目標)についても触れ、「国際化が進む中、さまざまな人とつながれる英語が役に立つ」と呼び掛けた。

 英語の授業の一環として開いた。地球サミット(1992年)で、12歳の女性セヴァン・スズキが環境問題を訴えたスピーチ「どうやって直すのか分からないものを、壊し続けるのはやめてください」を学ぶ単元の中で企画した。

 2年の山下大晴(たいせい)さんは「世界には、食べ物や水に困っている子どもがいると分かった。当たり前のことに感謝して、真剣に勉強に取り組みたい」と話した。

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