大勢の参拝客の前で、高く燃え上がる御神火=8日午後8時20分ごろ、鹿島市の祐徳稲荷神社(撮影・山田宏一郎)

 鹿島市古枝の祐徳稲荷神社で8日夜、無病息災を願う年末の恒例行事「お火たき」があった。多くの参拝客が10メートルを超す火柱を囲み、体を温めながら来る年の幸せを祈った。

 お火たきは秋季大祭の夜の神事で、収穫を見守った神霊に感謝をささげて山へ送る「送り火」。神職らが火きり神事で起こした火をたいまつにともし、境内で竹を組んだ「お山」に点火した。火は、パチパチと竹が弾ける音とともに燃え盛り、社殿を赤く照らした。

 参拝者は、白い息を吐きながらしばらくの間、ゆらめく炎を見上げていた。鍋島朝寿宮司は「今年は、自然災害で心が痛む日々が続いた。令和の時代がいい方向に向かっていくよう、神社の役目を見つめていく」と語った。

タイムラプス映像・祐徳稲荷神社のお火たき神事(2019年12月8日)
このエントリーをはてなブックマークに追加