火の粉が舞う中、激しい攻防を繰り広げる男衆=7日夜、伊万里市二里町の神原八幡宮

火の粉が舞う中、激しい攻防を繰り広げる男衆=7日夜、伊万里市二里町の神原八幡宮

 伊万里市二里町大里の神原八幡宮で7日、火の粉を浴びながらにぎり飯を奪い合う奇祭「取り追う祭り」が行われた。南北朝時代、この地で武士が火中訓練をしたのが起源とされ、地元の若者らが勇敢に合戦を演じた。

 境内の演芸場を舞台に、供物のにぎり飯を入れた竹かごを巡って攻防を展開した。午後9時ごろ、水をかぶった若者たちが舞台に攻め入ると、守り手が燃え盛るたいまつを柱に打ち付け火の粉の雨を降らせた。若者は榊さかきで火を払いながら「打ちゃえんか(もっと打ってみろ)」と挑発し、ひるまず立ち向かった。

 祭りには大勢の見物客が訪れ、合戦後、にぎり飯は無病息災の縁起物として振る舞われた。

神原八幡宮の「取り合う祭り」(2019年12月7日)
このエントリーをはてなブックマークに追加