上手に医療機関にかかるコツを考えたことがありますか? 医療機関にかかるとき、患者なら誰もが「よい医療を受けたい、よい先生にかかりたい」と思うでしょうし、口コミは地域のみならず今はネット上でも手軽に調べられますから、評判のよい先生や医療機関を探してかかるのは当たり前の時代になりました。

 目指す医療機関を決め、初めてかかるときは、今までの症状の経過や治したい症状、聞きたいことをメモしてまとめておくのはよい方法です。診察室に入ると緊張もするでしょうし、ほとんどの方は思っていたことの半分も訴えることができないといいます。まとめておくことで必要なことを効率よくやり取りすることができます。また、これまでにかかった病気や受けた手術の履歴、今飲んでいるお薬、アレルギーなどもまとめておくと、私たちも大変助かります。さらに他の医療機関にかかったときや検診時の検査データなども持っていくとなおよいでしょう。

 このあたりは少し考えるとどなたも思いつくかもしれません。次に考えたいのが、受診する時間帯です。例えば夜間救急より昼間に受診するほうが、検査や処置など対応できることが圧倒的に多いのです。また、診療時間終了間際に駆け込むよりも、1時間でも余裕を持って受診するほうがよりよい診療が受けられます。もちろん症状が突然出ることもありますから、朝まで待てない場合も多々あるでしょう。しかし「日中に余裕を持って医療機関を受診」することは、その医療機関が持っている最大のポテンシャルを引き出すことにつながり、結果的に患者さん自身がもっとも大きな恩恵を受けられる結果になるのです。

(武雄市 なかおたかこクリニック院長 中尾孝子)

このエントリーをはてなブックマークに追加