「ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」で3位入賞した平山彩羅さん=佐賀市の県立盲学校

 佐賀県立盲学校(もうがっこう)高等部3年の平山(ひらやま)彩羅(さら)さん=武雄市(たけおし)出身=が、東京で開かれた「ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」の高校生以上のピアノ部門で3位に入賞しました。小学生の時から本格(ほんかく)的にピアノを始めて12年。学生最後のコンクールで好(こう)成績(せいせき)を収(おさ)めました。
 コンクールは、視覚(しかく)に障害(しょうがい)のある児童から学生までが対象で、11月16日に開かれました。全国から53人が参加し、高校生以上の「ピアノ4部」には3人が出場。平山さんは2回目の出場でハイドンの「ソナタ第50番」を演奏(えんそう)しました。明るい曲調と軽(かろ)やかさを生き生きと奏(かな)でました。今回は同部門の1、2位はなかったため、平山さんが最上位になりました。
 平山さんは小学1年生の頃(ころ)からピアノを始めました。音楽の授業(じゅぎょう)と部活、週1回通っているピアノ教室で練習しています。弱視(じゃくし)のため、楽譜(がくふ)は人に弾(ひ)いてもらったものを耳で聞いて音で記憶(きおく)しています。片手(かたて)のパートごとに覚え、繰(く)り返(かえ)し練習を重ねて曲を仕上げています。
 11月はほかにも、九州地区盲学校音楽大会鹿児島大会や佐賀市民芸術(げいじゅつ)祭でも演奏しました。多忙(たぼう)な中でも、コンクール前は放課後などを使い、毎日ピアノに向かって練習を重ねました。家族も「家でも曲を繰り返し弾き、今までで一番頑張(がんば)っていた」とねぎらいました。
 コンクールを終えた平山さんは「いい演奏ができた」と晴れやかな笑顔(えがお)を見せました。卒業までに「病院や施設(しせつ)などで演奏したい」と話しています。(3日付16面)

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