「有明一番」の食味検査で、焼いたのりを口にして柔らかさを確かめる審査員=佐賀市の佐賀県有明海漁協本所

 佐賀県産のりの最高級品「佐賀海苔(のり) 有明海一番」を選定する食味検査が2日、佐賀市の県有明海漁協本所であった。日本一のブランドのりの地位をより確かなものにしようと、今年から柔らかさの基準をさらに厳しくしており、プロの審査員が口どけがいいか丹念に確認した。

 「有明海一番」はノリの生産量、販売額とも16季連続で日本一を誇る県有明海漁協と県が、県産のりのおいしさを全国に発信しようと展開するブランド。

 うまみの基のタンパク質含有量や色、つやなど七つの基準があるが、のりを何回たたけばばらばらになるかを調べる検査で今回から、たたく基準回数を従来の25回から20回に減らし、より柔らかなものだけを合格とすることにした。近年おいしいと人気の小さな穴があるのりも対象にした。

 検査は応募があった一番摘みの200点(1点約3600枚)のうち基準をクリアした10点が対象で、買い付け業者ら5人が、焼いたのりを口に運び「柔らかさ」と「うまみ・香り」を5段階で評価した。一定の水準を満たせば「有明海一番」として認定される。検査員の一人は「口どけのいいのりがそろっていた」と話していた。

 昨年、ブランド認定された秋芽ノリは全体の0・15%と希少で、通常の5倍ほどの高値で取引された。審査基準の引き上げについて漁協の担当者は「各県ともブランド化に力を入れる中、日本一の産地の力を示したい」と話した。漁業者の負担を減らすため、今年から消費者による食味検査は中止した。

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