東松浦郡玄海町役場から全町民(2013年3月当時)の個人情報を持ち出したなどとして、佐賀区検は29日、町個人情報保護条例違反などの罪で、元町住民福祉課長の男性(53)=同町=を略式起訴し、佐賀簡裁が罰金100万円の略式命令を出した。

 起訴状などによると、男性は2017年2月、町役場で職員の健康診断票の写しをスマートフォンで撮影したほか、同5月に町民約6300人の住所、生年月日などの情報が記録されたデータを町役場から持ち出した。また18年1月ごろ、有料のウイルス対策ソフトを不正な認証番号を使って利用できるようにし、18年2月にはテレビの有料放送を視聴できるように「B-CASカード」の内容を改変し、自宅のパソコンで視聴したとしている。

 男性は町住民福祉課長だった今年1月末、町個人情報保護条例違反の疑いで逮捕された。2月に処分保留で釈放された後、不正アクセス禁止法違反などの疑いで追送検されていた。町は5月、男性を停職6カ月の懲戒処分にし、男性は依願退職した。

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