多久市は29日、8月末の豪雨で被害を受けた道路や河川の復旧などのために一般会計予算を43億3601万円増額する補正予算案を発表した。豪雨に伴う補正総額は、応急工事などで9月に専決処分した11億1832万円と合わせて約47億8千万円になった。

 補正後の総額は過去最大の186億2980万円で、前年同期比43・0%の大幅増となった。財源として国と県の支出金計24億778万円を計上した。市債を9億5090万円発行し、財政調整基金を2億6191万円取り崩した。

 今回の補正では、被災した道路と河川の復旧費に計19億8641万円、農業用施設の修理費に7億9645万円を組んだ。併せて12月議会に提出する専決処分には、災害対応で佐賀県内外から受け入れている応援職員21人の人件費や住居の借り上げ賃料1億2430万円も盛り込んだ。

 8月末の豪雨災害について、政府は激甚災害の指定を閣議決定した。多久市は公共土木分野で地域を限定する局地激甚災害(局激)の指定で国庫補助率のかさ上げも見込まれる。横尾俊彦市長は「市の財政負担が過大にならないよう考慮しながら、復旧に全力を注ぐ」と述べた。

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