地域におけるJクラブの役割などを語るサガンの高橋秀人選手(左から2人目)、元日本代表の中田浩二氏(同3人目)ら=佐賀市の佐賀大

 元サッカー日本代表や現役Jリーガーらが地方創生について考えるシンポジウムが24日、佐賀市本庄町の佐賀大で開かれた。地域にJクラブがある意味やJリーグと大学の連携が果たす役割などについてパネリストが意見を交わし、約100人が耳を傾けた。

 元日本代表でJ1鹿島アントラーズで活躍した中田浩二氏、サガン鳥栖の高橋秀人選手、元Jリーガーで福岡地域戦略推進協議会の八角剛史氏、佐賀大の坂元康成教授、筑波大の大澤義明教授の5人が登壇。鹿島アントラーズ地域連携チームマネジャーの吉田誠一氏が司会を務めた。

 地域活性化に向けてJクラブが持つ意味について、高橋選手は「勝つことで人の心が動く。そうすることでさまざまなことが前に進んでいく」と答えた。中田氏は「現役の時は勝てばいいという考えだったが、引退していろんな人に支えられていたと感じた。Jクラブはまちのシンボルでなければならない」と話した。

 Jリーグとの連携について、坂元教授は学園祭にサガンの選手が参加するなど交流があることに触れ、「大学の人的支援をどう生かすかについても進んだやりとりができている」と述べた。大澤教授は、学生たちが厳しい世界で活躍した選手たちの考えを共有することで「人間力を付けさせたい」と話し、八角氏は「プロクラブはもっと地域に関わっていかないと、本当の意味でまちの象徴にならない」と産学官民の連携強化を求めた。

 シンポジウムは、地域科学の学術団体、応用地域学会の研究発表大会の一環で実施。中田氏と八角氏は大学などで研究してきた内容も報告した。

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