活動報告をする山口正吾さん(奥左)=佐賀市のさが水ものがたり館

 ホタルの再生に向けた「ホタルサミット」が24日、佐賀市大和町のさが水のがもたり館で開かれた。市内でホタルの再生に取り組んでいる関係者や市民ら約20人が訪れ、ホタルが飛ぶための環境づくりや生態系への配慮について考えを共有した。

 市民団体「多布施川ホタルネット」代表で佐賀市の山口正吾さん(69)が活動を報告した。日本には54種類のホタルが生息していることや、人工飼育による幼虫の大量放流では定着が難しく、生態系への影響や遺伝的多様性の喪失が懸念されることを紹介した。

 参加者は、各地の保全活動の進み具合や課題を報告。城内の男性が「人工池を造って幼虫を育てたが、週2回の水替えは大変だった」と話すと、山口さんは「人工飼育を一からすると大変。できれば同じ多布施川水系のホタルで、早い段階で放流して川で育てたほうがいい」などとアドバイスしていた。

 サミットは同団体が主催し、3回目。山口さんは「生態系に配慮する考えが少しずつ浸透している。多布施川でも観察会などを行い、地域を巻き込みながら環境を守っていきたい」と話した。

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