校則のあり方などをテーマに議論を交わした佐賀県総合教育会議=県庁

 理不尽な「ブラック校則」が社会的な問題になる中、佐賀県教育委員会や知事でつくる県総合教育会議が25日、学校の校則のあり方について意見を交わした。山口祥義知事は「児童や生徒が自分で考えて行動するような形にすべきではないか」と問題提起をした。

 県政策課が、県内の公立小学校の「シャープペンシルを持ってこない」「大きな店に子どもたちだけでは行かない」、中学校の「バッグにキーホルダーなどの装飾は禁止」といった校則を例示した。高校の「下着は白色、淡色、無地」「夜間の外出は男子は午後9時、女子は日没まで」などの校則も説明した。

 山口知事は「『えっ』と思うものがいくつかある。事なかれ主義の校則が混じっているので、考えるきっかけにしてほしい」と述べた。落合裕二教育長は「今あるルールを含めて、生徒に議論してもらう取り組みが必要」と話した。

 委員からは「誰が見てもあった方がいいものは残した方がいい」という声が上がる一方、「大人になるために自由は必要」と年齢に応じた対応を求める意見もあった。

 また、知事は会議冒頭、県中部の県立高の複数の生徒が別の高校を中傷した動画がインターネット上で拡散した問題を受け「人を傷つける言葉が出てしまったということは大変つらい。中傷が大きな問題だと自分で考えられる生徒でないと」と述べた。

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