児童虐待防止をテーマにした研修会が22日、唐津市であり、学校関係者や自治体の担当者約100人が参加した。講演した専門家は、虐待が子どもに及ぼす悪影響を説明し、早期発見には教育現場からの通報が重要になると強調した。

 児童福祉施設の運営支援などに取り組む佐賀市在住の公認心理士髙橋幸市さん(59)は「虐待を受けた子は人との距離の取り方、他人を頼る方法を家庭内で学べない」と説明。「社会性の発達に非常に致命的」と訴えた。

 教育現場の対応については「事実の確定は行政が担う」とした上で「保護者との関係よりも子の安全を優先して手を差し伸べてほしい」とし、疑いの段階で児童相談所など関係機関に通報するよう呼び掛けた。

 教員の石橋朋佳さん(23)は「児相の役割を詳しく知ることができてよかった。悩んでいる子や保護者に専門機関を紹介できたら」と話した。研修会は、児童虐待防止推進月間の11月に合わせて県が毎年実施。今年は初めて2回開講し、12月6日に佐賀市でも実施する。

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