嬉野市は22日、嬉野庁舎と塩田庁舎の今後のあり方を話し合う検討委員会(谷口博文委員長)の初会合を開いた。耐震基準を満たさず、老朽化が進む嬉野庁舎の問題を軸に、庁舎の建て替えや統合する場合の方針などを議論する。

 学識者や市商工会の部員、市民ら10人で構成した。会合では二つの庁舎の築年数や、市が実施したアンケートによる庁舎別の来庁者数、目的などのデータが示された。委員からは「合併後の旧町意識をなくす必要がある」などの意見が出た。洪水ハザードマップで塩田庁舎が浸水深5メートル以上10メートル未満の位置にある危険性を指摘する声もあった。

 嬉野庁舎は第1庁舎が1962年、第2庁舎が80年に建設された。第1庁舎は老朽化が進んでいるため、震度5以上の地震で倒壊する恐れがあるという。筑紫女学園大学教授で公共政策が専門の谷口委員長(65)は「早急に対応する必要がある」と述べた。

 検討委は2020年7月ごろまでに計5回開く予定。

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