「ながら防犯」をテーマに家族3人がやりとりした寸劇=佐賀市のメートプラザ佐賀

「ながら防犯」について説明する県警生活安全企画課の木下千嘉子課長補佐=佐賀市のメートプラザ佐賀

 日常生活の中で地域を見守る「ながら防犯」をテーマにした研修会(県警など主催)が20日、佐賀市兵庫北のメートプラザ佐賀で開かれた。来場した約120人に講話や寸劇を通じ、見守りの目を増やすながら防犯への参加を呼び掛けた。

 ながら防犯は、散歩やジョギング、買い物など普段の生活をしながら、不審者などの異変に目を光らせる活動。県内で活動する防犯ボランティアが高齢化や後継者不足で2013年の約3万7000人から昨年は約2万6400人に減る中、気軽にできるながら防犯の普及を目指し、県警が初めて研修会を企画した。

 研修会では、県警生活安全企画課の木下千嘉子課長補佐が登壇し、県内の刑法犯認知件数が右肩下がりを続ける一方、子どもや女性への声掛けと付きまといは昨年1年間で193件と5年前の約2倍になっている情勢を紹介した。ランニングと防犯活動を兼ねた「パトロールランニング」など県内外の実施事例を示し、「活動を外に向けてアピールすると犯罪者に狙われにくくなる」と語り掛けた。

 寸劇も披露され、女子高生と母親、祖父の家族3人を県警職員が演じた。木が生い茂った場所など犯罪が起こりやすい環境がないかなど、ながら防犯時に注意する視点を伝えていた。

 仲間と参加した佐賀市の南川副婦人会会長の原口廣枝さん(84)は「講話も寸劇も分かりやすくてよかった。地域で詐欺被害防止の寸劇に取り組んでおり、今度はながら防犯を取り入れてみたいと思った」と活動の周知に向け、意欲を語った。

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