攻め焚きで、頃合いを見計らって赤松の薪を窯に投げ入れる職人=有田町の今右衛門窯

 昔ながらの薪(まき)窯がある有田町内の窯元で22日、薪窯焚(た)きの公開が始まった。職人が赤松の薪を窯に投げ入れて磁器を焼き上げる様子に、陶磁器ファンや観光客らが見入り、写真に収めていた。

 秋の有田陶磁器まつりに合わせ、5窯元で開催。36時間かけて焼成する今右衛門窯では、前日早朝に本窯に火入れ。職人3人で夜通し焚き続け、温度を一気に1300度に上げる攻め焚きを披露した。職人が薪を投げ入れるたび、(酸素が足りない状態で燃焼が進行する)還元焼成の黒い煙が立ち上った。

 仙台市から訪れた佐藤太さん(58)、美雪さん(57)夫妻は「町中に窯があり、焼き物が生活と密接している。作る工程を見て、食器を大事に使おうと思った」と受け継がれてきた職人の仕事に関心を寄せた。薪窯焚きは23日も柿右衛門窯と源右衛門窯で開かれる。

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