澵井美咲さん「ライフ・オブ・ツリー」(B5)

右から澵井美咲さん、岡晶美さん、葉山千絵子さん=武雄市山内町のYUKI HAYAMA STUDIO

岡晶美さん「死を越えて」(10号)

葉山千絵子さん「森のお茶会」(30センチ×75センチ)

 武雄市の陶芸家・葉山有樹さん(58)のスタジオで初めて、スタッフによる“三人展”が開かれている。若手3人が豊かな才能を見せ、それぞれが繊細な世界を展開している。

 澵井(さらい)美咲さん(29)は自然の中で生きる人々を緻密な筆致でペン画12点を並べる。「ライフ・オブ・ツリー」は2014年に講談社フェーマススクールズのコンテストで原ゆたか賞を受賞した作品を元に、付けペンと透明水彩で愛らしい世界を描き出す。

 ウサギが好きだという岡晶美(あきみ)さん(30)は亡くしたペットのウサギをモチーフにした日本画「死を越えて」で、死と生命の本質を探る。シャクナゲやガーベラの美しさと頭蓋骨の冷たさがコントラストをなし、次世代へと連なっていく生命のつながりを予感させる。

 葉山千絵子さん(34)は18歳からスタジオで絵付けに従事。「同じ志を持つ若者たちと、刺激し合い協調しながら切磋琢磨(せっさたくま)したい」と話す。生き物たちのにぎやかな集いに心が躍る「森のお茶会」やはと時計のハトを連れ出して旅に出る「宿題逃避行」など、ユーモラスなイラスト8点を展示する。

 葉山有樹さんは「将来は自分の名前で作品を発表する若い作家が集まり、チームとして良い物を作るカンパニーでありたい」と展望を語る。

 ▶12月26日まで、武雄市山内町のYUKI HAYAMA STUDIOで。

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