患者役の男性(中央)を緊急車両に運ぶ医療関係者。防護服を着て対応した=唐津市東大島町の唐津東港

防護服を着た医療関係者らに、ビニールで覆った車いすに乗せられる患者役の男性(中央)=唐津市東大島町の唐津東港

 感染症の拡大を水際で食い止めるための対応訓練が21日、唐津市の唐津東港であった。客船で新型インフルエンザ患者が見つかった想定で、行政や医療機関が対処方法を確認した。

 訓練は2012年度から毎年、佐賀県内の五つの保健福祉事務所が持ち回りで開いている。今年は、海外からの客船の入港が増えている唐津の港で初めて実施した。

 乗客の男性とその両親が発症したと想定した。防護服を着た医師と看護師が港で、患者に防護服やマスクを着用させた。医師はさらに、検査の実施や入院しなければならないことを口頭と文書で説明した。

 搬送では、緊急車両のドアや窓の隙間をテープでふさいだ。新型インフルエンザに対応できる唐津赤十字病院に運び、受け入れや診察の手順を確認した。

 福岡検疫所や県の職員、病院スタッフら65人が参加した。県健康増進課の担当者は「やってみて初めて分かる課題もある。万一に備えて訓練を続けていくことが大事」と意義を強調した。

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