劇中の踊りを見つめる牛津ルーテルこども園の園児たち=小城市の牛津高

出演者から手作りのメダルをもらう牛津ルーテルこども園の園児たち

 小城市の牛津高の3年生が20日、地元の園児約60人を同校に招いて音楽劇を発表した。おとぎ話の「桃太郎」をアレンジして踊りや歌、演奏を盛り込み、子どもたちの視線をくぎ付けにした。

 鬼にさらわれた村の娘を三つ子の桃太郎が救い出す物語で、同校の生活科学類型に所属する21人が昨年秋から準備を進めてきた。劇中の衣装や道具、背景の絵も自分たちで作り上げた。

 「もういいか~い」という園児たちの掛け声で約30分間の物語はスタート。川上から流れてきた桃の中から三つ子の赤ちゃんが現れるとみんなが驚き、鬼が娘を捕まえる場面では「連れていかないでー」「逃げてー」と立ち上がって声を上げた。最後は園児たちも加わって鬼が嫌がる大声を出して見事に退治した。

 園児たちは物語の世界にのめり込み、鬼を見て泣き出す子も。劇の後、出演者が手作りのメダルを全員にプレゼントしたが、鬼からもらう子は少なかった。

 12月には市内の催しでも音楽劇を披露する。魔王役を務めたリーダーの吉岡なごみさんは「予想以上の反応で、子どもたちとの距離が縮まった気がした」と手応えを感じていた。

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