役目を終えた茶わんに感謝した有田のちゃわん祭りの神事=有田町赤坂のアリタセラ

役目を終えた茶わんを供養した有田のちゃわん祭りの神事=有田町赤坂のアリタセラ

 秋の有田陶磁器まつりが20日、有田町一帯で始まった。役目を終えた茶わんに感謝する茶わん供養、窯元や陶磁器店の新春用食器の販売、ガイド付きの名所散策など各地で催しが開かれ、陶磁器ファンや観光客を楽しませている。24日まで。

 赤坂のアリタセラ(有田焼卸団地)では、割れたり欠けたりした茶わんを供養する神事で「有田のちゃわん祭り」が開幕。茶わんで作られたみこしの前に集まり、関係者約50人が出席した。同団地協同組合の山本幸三理事長が、愛用した茶わんへの感謝を記した茶わん形の形代を、有田焼のつぼに入れる儀式を執り行った。

 山本理事長は「多くの人が楽しい時間を過ごし、また行こうと思ってもらえる空間づくりを進めていきたい」とあいさつ。形代に記入してもらう茶わん供養は祭り期間中、受け付けている。後日、陶山神社でお焚(た)き上げの供養を執り行う。

 秋の有田陶磁器まつりでは、普段は非公開の薪(まき)窯たきの見学や泉山磁石場の特別入場のほか、観光ガイドツアー、国の天然記念物「有田の大イチョウ」のライトアップなど多彩な催しで来場者をもてなす。

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