米の不作を受け、緊急に新調された2等米と3等米のパッケージ=佐賀県庁

 佐賀県産のブランド米「さがびより」で、1等米の割合が大幅に減る見込みになったことを受け、県はブランド力を維持する緊急対策として、2、3等米のための米袋を今年限定で作り、県産米の消費を促す。

 さがびよりは透明で粒ぞろいというブランドイメージを強調するため、透明な米袋を用いてきた。生産者の意向で「透明袋は1等米100%のみで使う」という基準があるため、1等米が大幅に減った今年は別の米袋が必要になった。

 県は緊急に10月中旬から、2、3等米用の透明でない米袋の製造に着手した。予備費から4580万円を流用し、5キロ用換算で172万枚を準備する。袋には「佐賀米を食べて応援してくんしゃい!」のメッセージが印字されている。

 さがびよりは例年、早ければ10月下旬に店頭へ並ぶが、米袋の製造に時間がかかり、12月中旬までずれ込む見通しになっている。流通・貿易課は「新米として販売できるのは年内まで。対応を急ぎたい」と話す。

 山口祥義知事は19日の定例会見でさがびよりを試食し、2、3等米でも品質が高いことをアピールした。知事は「遜色ないおいしさ。苦しいときこそ県民の皆さんに県産米を食べて応援してもらいたい」と呼び掛けた。

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