政務活動費の使途に関する回答について、佐賀県議会事務局の職員(手前)から説明を受ける市民オンブズマン連絡会議・佐賀のメンバー=県議会棟

 佐賀県議会(桃崎峰人議長、38人)は19日、政務活動費に関するオンブズマンからの質問に回答した。領収書のウェブ上での公開などが要求されていたが、具体的な対応には触れなかった。事務所費や県政報告会の会場費など使途に疑問点があるとされた項目については、いずれも適切に処理していると主張した。

 NPO法人「市民オンブズマン連絡会議・佐賀」(畑山敏夫代表理事)が8月、政務活動費の全ての使途を明らかにして、領収書をウェブ上で公開することなど8項目を求めた。自民党会派と同会派の5議員には別途回答を求めていた。

 県議会事務局が回答内容を説明した。選挙事務所の経費を政務活動費から支出しているのではないかという指摘には「選挙期間中は日割り案分で除外している」とした。県政報告会の会場費が高額という疑問には「280人の参加者を収容できる施設が地元ではここしかなかった」とし、5時間で44万1千円の会場費が発生したと説明した。

 回答には、党県議団の中倉政義会長名で「要求書では議員の実名を挙げて説明を求めているが、事実誤認が散見される。議員生命を脅かし、支援する県民の気持ちを傷つけるもので容認できず、遺憾の意を表する」との文書も添えられた。

 オンブズマン連絡会議の味志陽子事務局長は「私たちが挙げた疑問点にきちんと向き合っておらず、使途の正当化に終始している」と批判、指摘を受けた議員本人が説明する場を設けることを求めた。

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