研修ではGPSなど測量の技術を搭載した重機操作の実演もあった=白石町福富

 ICT(情報通信技術)で建設現場の生産性を高める取り組みについての研修会が12日、杵島郡白石町で開かれた。建設会社の担当者や行政職員ら100人が参加し、ICT活用の利点や注意点を学んだ。

 佐賀県内では、有明海沿岸道路の福富北インターチェンジ(IC)-福富ICの2・1キロ区間で、初めて本格的なICTを活用した工事が導入される。県内でも建設業の人手不足や生産性向上は大きな課題だが、ICTの具体的な活用は「始まったばかり」で試行錯誤している事業所が多いという。

 建設現場の生産性向上を目的として、ICT技術を活用する取り組み「アイ・コンストラクション」は国土交通省が旗振り役となり、佐賀県も2018年度「県ICT活用工事試行要領」を策定した。

 講演したサンクスネットワーク九州(小城市)の担当者は、ICTを活用した施工を自動車の運転を例に「建設機械にカーナビがついたとイメージすると分かりやすい」と説明。注意点として「3Dデータの登録は、時間をかけ精密なものを」と話した。

 現場説明会では、GPSなど測量の技術を搭載した重機の操作を実演した。

 研修会は、有明海沿岸道路整備でICTを使う富士建設(白石町)など9社が開催した。

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