議案審議で執行部の考えを質問する議員役の生徒=上峰町議場

 中学生が議会や行政の仕組みを学ぶ上峰町の「子ども議会」が15日、同町議場で開かれた。上峰中の3年生10人が執行部側と議会側に分かれ、自分たちで考えた議案を審議し、地方自治への理解を深めた。

 総合学習の一環で実施した。これまでは実際の町執行部に対し、議員役の生徒が一般質問する形式で行われていたが、今回初めて、執行部側も議会側も生徒が担当した。

 議会では町長役の生徒が水害対策に関する条例案などを上程し、提案理由を説明した。町長を含めた執行部5人と議長役2人を除く議員3人が審議を行った。

 条例の審議では、上峰中体育館が新たな緊急避難場所となっていることに対し、議員役の生徒が「体育館は老朽化しているがどう考えるか」などと指摘。総務課長役の生徒が「多少の老朽化はあるかもしれないが、隣に中学校の校舎があり、多くの人が避難できる面もある」と答弁した。

 審議後は賛成、反対の立場からそれぞれ討論を実施し、採決。条例案は可決となった。町長役を務めた原晴紀さんは「議会側も執行部側もしっかり意見が言えたと思う。町を良くしようとするきっかけになれば」と充実した表情を見せた。

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