地域に伝わる音色を保存するために篠笛教室を開く高原さん=佐賀市の佐賀新聞社

 佐賀市出身の笛師、高原正義さん(75)=大牟田市=が来月、地域の伝統芸能に用いられている音色を五線譜に置き換える篠笛教室を開く。篠笛の指使いだけを記した「数字譜」ではなく、広く使われる「五線譜」に置き換える試みで、「メロディーやリズムまで表現できる五線譜を残して、次の世代へ伝えたい」と話している。

 地域の伝統芸能は、旋律を耳で覚えて次の世代に受け継ぐケースが多く、数字譜や五線譜の形で残している団体はほとんどないという。

 高原さんは「各地で伝統芸能が減っているが、五線譜が作られていないのが原因の一つ」と指摘する。講座は中級者向けで、参加者が普段演奏している音色を、その場で五線譜に置き換えていく。

 高原さんは、秋田を拠点とする劇団「わらび座」で30年間、役者や笛奏者を務め、現在は熊本県和水町に篠笛工房を構えている。

 講座は12月8日午後1時半~同4時半まで、小城市の芦刈公民館で。定員15人、参加費3千円。篠笛の貸し出しも受け付ける。申し込み、問い合わせは高原さん、電話090(7061)3213。

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