消費税が上がり、スーパーに行くたび、1円、2円と増えた支払いが気になる。晩酌の日本酒も酒税が結構かかっていて、人並み以上? に払っている身である。だが、この税金。どう使われているか。意外と盲点になっていた◆それを思い知らされたのが「桜を見る会」の騒動だ。参加者は年々増え、今年は1万8千人。予算は少なめに見積もっておき、予算成立後に出費を増やす方法が常態化していたといい、今年も支出が当初の3倍を超えた。海外の人たちに日本の良さを知ってもらう意義はあろうが、地元有権者へのサービスになっていたとしたら、いただけない◆それにしても安倍晋三首相の対応のなんと素早いことよ。来年は中止という。「私の判断で」と強調していたが、なぜ中止なのか、説明は全くない。またもや説明責任の放棄である◆閣僚辞任の際も「責任を痛感している」と言いながら、どう責任を取るのか説明もない。何度繰り返されてきたろうか◆中国の古典『小学』にこんな言葉がある。〈官に当たるの法、ただ三事あり。曰いわく清せい、曰く慎しん、曰く勤きん〉。社会的責任のある者の心得は、清廉、口先だけでない慎重な行い、率先して勤勉に励む姿勢。月内に首相としての在職日数が歴代最長となる安倍首相。なおさら思い起こしてくださいな。曰く清、曰く慎、曰く勤。(丸)

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