欧州で大切にされてきた有田焼の魅力を、児童たちに伝えるレッドファーンさん=有田町の有田中部小

 アイルランド・ダブリンの博物館学芸員、メアリー・レッドファーンさん(37)が13日、有田町の有田中部小を訪れた。5、6年生約150人に、有田焼が欧米に輸出されて高級品として好まれた歴史や、各地の博物館に収蔵されていることを紹介し、児童と交流した。

 博物館チェスター・ビーティーで東アジアを担当するレッドファーンさんは「日本の磁器は17世紀ごろから欧州で楽しまれ、有田焼は大英博物館など多くの博物館にある」と説明。「日本や中国の磁器は『白い金』と呼ばれ、高価だった。欧州の職人たちが頑張って磁器を作るようになり、多くの人に行き渡った」と欧州に与えた影響に触れた。

 児童たちは「有田焼を使っていますか」などと質問し、レッドファーンさんは愛用していることを伝えた。児童を代表し、5年生の奥村晴君が「有田焼がアイルランドで大切にされていると分かり、誇らしい気持ちになった。有田焼をもっと勉強して良さを周りの人に伝えたい」と述べた。

 交流事業は、国際学芸員サミットの一環。サミットは16日午後1時半から同町の県立九州陶磁文化館で開かれ、著名コレクターやレッドファーンさん、ポーランド美術館の学芸員が登壇する。入場無料。先着200人。問い合わせは県文化課、電話0952(25)7236。

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