会見で謝罪する佐賀北高の渡邊成樹校長(左)ら=県庁

 佐賀県立佐賀北高(佐賀市)の男子バスケットボール部顧問を務める40代の男性教諭が、複数の部員に対して暴言や威圧的指導を行い、部員の一人が一時登校できない状態になっていたことが13日、分かった。学校は体罰に該当すると認め、教諭を部活動の指導から外している。

 同日、学校側が県庁で会見し、明らかにした。学校によると、10月に保護者から「顧問の許されない言動で子どもが苦しんでいる」と相談があり、顧問に聞き取りをするとともに、部員18人全員にアンケート調査を実施した。

 調査によると、教諭は新チーム結成後の9月以降、部員に至近距離からボールをぶつけたり、作戦ボードを投げつけたりしたほか、「死ね」「殺すぞ」「部活辞めろ」などの暴言も浴びせていたという。学校の聞き取りに対し、教諭は大筋で事実関係を認めている。

 部員の一人は、教諭への恐怖感から10月28日以降学校を欠席。学校側は、その生徒が受ける授業の担当から教諭を外した。生徒は11月8日から登校しており、部活動にも参加している。

 同部はインターハイに今夏まで4年連続22度出場している県内屈指の強豪校。教諭は昨年4月に赴任し、顧問を務めていた。同部は県の強化指定を受けており、教諭は「強くすることへのプレッシャーを感じていた」と話しているという。

 学校は全教員に体罰禁止を呼び掛け、保護者にも経緯を説明した。渡邊成樹校長は「生徒や保護者、県民にご心配、ご迷惑をおかけしたことをおわびしたい」と謝罪。県保健体育課は「学校から正式に報告が上がり、体罰と認められた時点で何らかの指導、処分を検討していく」としている。

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