中学生の部で大賞を受賞した脊振中3年の原光さん=神埼市の同校(同校提供)

歌に込めた思いを発表する受賞者たち=神埼市の脊振中(同校提供)

 神埼市脊振町の歌人、服巻紫浪(はらまきしろう)(本名・四郎、1906~1968年)をたたえる短歌の集いがこのほど、同町の脊振中で開かれた。生徒らは自然や日常生活から感じたことを切り取った歌を披露した。

 紫浪は旧脊振村白木で生まれ、教育者として貢献しながら、郷土を思う短歌を多く残し、県内の学校の校歌も手掛けた。同校は紫浪が愛した短歌に親しもうと、季節の折々に歌を詠み、集いに投稿している。

 集いでは、本紙読者文芸短歌選者の貞包雅文さんが、小学生や一般からも投稿された作品を評価して表彰した。受賞者の歌が詠まれ、受賞生徒はその歌に込めた思いなどを発表した。

 大賞は同校3年の原光さんが詠んだ「梁の上仮の宿居のつばくらめ来し方も知らず行くすえも知れず」。原さんは「動物のことを詠みたくて、ツバメ(つばくらめ)を見たとき、母親に教えてもらった下の句の表現が思い浮かんだ」と振り返り、「高校の古典で昔の表現を調べ、使えるようになりたい」と語った。

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