塔から斜めにケーブルが張られている呼子大橋=唐津市呼子町

 唐津市呼子町の呼子大橋の修繕対策を話し合う検討会が12日、呼子公民館であり、橋の揺れを抑えるワイヤの補修方法を決めた。市に代わって工事をする国土交通省九州地方整備局は、本年度内の対策工事の完了を目指す。

 呼子大橋は、塔から斜めにケーブルを張った斜張橋(しゃちょうきょう)で全長728メートル。振動を抑えるためにワイヤが張られている。風でケーブルが振動すると、ワイヤの連結部がこすれて破断していた。

 検討会には九州工業大学の教授や構造物メンテナンス研究センターの研究員ら6人が出席した。九州地方整備局佐賀国道事務所の担当者が、海風による揺れを防ぐためにケーブルの間隔を狭め、交差していたワイヤを平行に張る対策を橋の一部で試験的に実施したことを説明した。揺れの発生頻度が40%から2%に抑えることができた箇所もあったとして、今後はワイヤの破断が発生した箇所で同様の措置を講じることを決めた。

 補修は、国が費用と技術面を支援する「修繕代行」制度を利用する。他にケーブル定着部のひび割れなども修理しており、総事業費は約10億円を見込んでいる。国が6割、市が4割を負担する。

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