ローマ法王への贈呈品を入れた僊窠を運ぶ市職員ら=嬉野市嬉野町

ローマ法王への贈呈品と村上市長(左)ら=嬉野市嬉野町

 うれしの茶の発祥の地とされる嬉野市嬉野町不動山で12日、ローマ法王に贈るうれしの茶の出発式が開かれた。同地区にキリシタン殉教の歴史を伝える史跡が多く残っていることを機に始まった取り組みで、茶業関係者ら約30人が出発を見送った。

 取り組みは2013年から毎年実施していて、今年で7回目。蒸し製玉緑茶、釜いり茶、うれしの紅茶のセットと肥前吉田焼の急須と湯飲みを、東京のローマ法王庁大使館を通じて贈っている。今月中にはバチカンのローマ法王に届けられる予定。

 式では村上大祐市長が「キリシタンの歴史に思いをはせるとともに、世界に向けて嬉野茶の魅力を発信していきたい」とあいさつ。煎茶を広めた高遊外売茶翁(こうゆうがいばいさおう)が茶道具の持ち運びに使ったと伝わる籠(かご)「僊窠(せんか)」の複製品に贈呈品を入れて出発した。

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