トークを展開する(右から)綾辻行人さん、京極夏彦さん、麻耶雄嵩さん、竹本健治さん=佐賀市の浪漫座

町を歩き謎解きゲームに挑戦する参加者=佐賀市柳町周辺

全国から約120人が詰めかけたトークショーの様子=佐賀市柳町の浪漫座

 京極夏彦さんら人気ミステリー作家4人のトークショーが9日、佐賀市柳町の浪漫座で開かれた。軽快なトークで作品とはひと味違った素顔を見せ、約120人の観客を沸かせた。

 京極さんと綾辻行人(あやつじゆきと)さん、麻耶雄嵩(ゆたか)さん、武雄市在住の竹本健治さんが登壇した。「もし作家になっていなかったら」の問いに京都大学工学部卒の麻耶さんは「電気系だったのでメーカー勤務では」と語り、竹本さんは漫画家を目指した過去を振り返った。「嫉妬するほど尊敬する作家」のテーマで、綾辻さんは「尊敬していたら嫉妬できない」と語り、京極さんは「水木しげる先生を敬愛している」と熱を込めた。

 トークショーへの参加は抽選で、全国の750人以上から応募があった。致遠館高2年の吉村祐一さんは「小説の文体とは違った一面を見せてもらえた。4人それぞれ独自の物の見方があって、小説に通じる部分も見えた」と話していた。

 ミステリー愛好家が集う「佐賀ミステリファンクラブ」が地元にちなんだ「謎解きゲーム」を考え、旧古賀銀行などを巡るイベントも催し、115人が問題を片手に町を散策した。1着になった福岡県の淡路屋直之さん(34)は「こんなに雰囲気が良い界隈があるとは知らなかった。佐賀に興味を持つきっかけになった」と笑顔を見せた。

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