保存活用が注目される唐津焼の陶板壁画=唐津市役所1階

 唐津市役所1階ホールを飾る幅13メートル大の唐津焼陶板壁画の価値と保存活用策を考える講演会が、16日午後2時から大手口センタービル3階会議室と庁舎現地で開かれる。

 陶板壁画は現庁舎の建設に合わせ1962年、日本抽象絵画の先駆者とされる山口長男(たけお)氏が原画を描き、中里太郎右衛門陶房で制作、焼成されたとされる。新庁舎建設に伴い壁画は解体する予定だったが、市が保存に転換した。

 山口氏の業績に詳しい鹿児島市立美術館学芸アドバイザーの山西健夫さんによる講演に続いて、庁舎の壁画前に会場を移し、山西さんと十四代中里太郎右衛門さんが、美術的価値や当時十二代太郎右衛門(無庵)が率いていた陶房での役割分担などを語り合う。

 主催する「まちはミュージアムの会」会長の河内野信恒さん(58)は「市役所を訪れてもその存在を知らない市民も少なくなく、価値を知った上で活用方法を考えたい」と話す。

 入場無料、定員50人。申し込みは電話090(3014)4831。

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