観光庁長官賞を受賞した佐賀嬉野バリアフリーツアーセンターの小原会長=嬉野市の和多屋別荘

 嬉野市の佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター(小原健史会長)が、「第5回ジャパン・ツーリズム・アワード」で優秀賞に該当する「観光庁長官賞」を受賞した。民間会社と連携し、要介護者の温泉旅行を支援する取り組みが評価された。同団体の受賞は今回で3回目。

 取り組みは昨年10月からスタートした。民間救急サービスを提供する「民間救急らかん」(福岡県糸島市)と連携し、寝たきりの高齢者などを医療スタッフと共に嬉野温泉旅館へ送迎する。同センターが受け入れ可能な温泉旅館を紹介し、入浴介助を行う。

 10月上旬には、沖縄県から寝たきりの60代女性や家族、友人の計8人がこの取り組みを活用して訪れ、温泉入浴を楽しんだ。これまでにこの女性を含めて2組の利用があった。

 アワードは、日本観光振興協会、日本旅行業協会、日本政府観光局が主催し、国内外から209件の応募があった。小原会長は「これまでの活動が認めてもらった。社会的な弱者を助ける取り組みで、同様の取り組みを進めている団体の励みにもなる」と喜んだ。

 また同センターは、特に社会性の高い取り組みに焦点を当てた「UNWTO(国連世界観光機関)倫理特別賞」も同時に受賞した。

このエントリーをはてなブックマークに追加