一人娘として育った。最初から「跡継ぎに」という空気があったのか。 小さな頃から、自分自身が「社長になりたい」と思い、疑問に思ったことはなかった。今以上に女性が経営者に就くことが考えにくい時代ではあったけれど、「女だからできない」と思ったことはないし、父もそんなことを言わなかった。