畳、ふすま、障子を全て張り替えた座敷で再開を喜ぶ「和懐石 山志田」の山下一馬さんと妻・知代さん=杵島郡大町町

 慶事や法事にも使われる大町町の「和懐石 山志田」は、浸水で1カ月以上の休業を強いられました。被災以前から予約があった団体客の法事に合わせて復旧を急ぎ、10月5日に再開しました。

 

 山下一馬店主(55)によると、8月28日午前4時ごろから周辺が冠水し始め、昼過ぎから一気に水位が上昇。マグロ専用の高価な冷蔵庫などを移動させたものの、結局はそれらも水につかりました。

 ボランティアの手も借りながら、56畳の畳やじゅうたん、床板を全て張り替えました。まだ使えない1室の復旧や塗り壁の張り替えなど、手を加える箇所は残っています。ただ「個店は1カ月閉めるだけで資金繰りが大変。おせちを受注する年末にも影響があるといけない」と長引く休業への焦りもありました。

 

 増税も重なり不安な中で再開して1カ月、「お客さんもだいぶ来てくれ、励ましてもらった」。感謝の中で、魚がおいしくなる季節を迎えます。

 

 住所は杵島郡大町町福母1583-1。11時半~15時、17時半~21時半。電話0952(82)3536。

このエントリーをはてなブックマークに追加