徘徊者役の男性(左)を見つけ、声を掛けるサポーター=佐賀市北川副町

 認知症などで行方不明になった人を、佐賀市北川副町の住民らが町ぐるみで探す「どけいくかんた! ネットワーク」の模擬訓練が10月30日、同町内で開かれた。サポーター約100人が参加し、捜索依頼を受けてから保護するまでの手順を確認した。

 北川副まちづくり協議会が昨年度から取り組みを始めた。家族などが、徘徊する可能性のある人の名前や見た目の特徴、考えられる行き先を事前に登録している。登録者は8人で、つえや靴に登録番号のシールを貼っている。町内で行方不明者の通報があれば、佐賀市の地域包括支援センター・おたっしゃ本舗がサポーターにショートメールなどで徘徊はいかい者の情報を届ける。

 訓練は、男性がつえをついて歩いて出掛けたという想定。サポーターが2人一組で近隣の地区内を探し、発見したら「どがんしたですか」などと声を掛けて本部へ連絡した。サポーターの古賀秀子さん(74)は「相手の顔を見て、びっくりさせないよう気を付けた。サポーターになってから、縁石に座っているお年寄りへの意識が向き、声を掛けるようになった」と話した。

 訓練を企画した同協議会支えあい部会の西村健介副会長(70)は「仕組みが浸透すれば、犯罪や事故に巻き込まれることも減っていく。近隣の地域とも連携を取っていけたら」と広がりを期待した。

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