さが多文化共生センターの開所に合わせ、県内在住の外国人と山口祥義知事(左)による意見交換があった=佐賀市白山の国際交流プラザ

県が新たに県内に暮らす外国人の相談に応じるために設置した「さが多文化共生センター」=佐賀市白山の国際交流プラザ

 県内に暮らす外国人のさまざまな困り事に専任の相談員が対応する「さが多文化共生センター」が10月30日、佐賀市白山の国際交流プラザにオープンした。県内在住の外国人や受け入れ企業、支援団体などによる意見交換があり、医療通訳の充実や日本語を学ぶ環境の整備などを求める声が上がった。

 開所式に合わせて開かれた意見交換会には、中山鉄工所(武雄市)で働くインド出身のアトゥル・サルタックさん(27)=同市=ら3人の県内在住外国人らが出席した。

 農業経営者でネパール出身のカンチャ・ラマさん(37)=唐津市=は医療通訳について「性別の違いで伝えにくい事柄もある」と男女別々の通訳を用意するなどの配慮が必要だとした。佐賀大医学部看護学科に在籍中でフィリピン出身の國部シンディさん(33)=神埼市=は孤独感にさいなまれた来日当初を振り返り、「悩み相談に乗ってくれる人の育成も大切」と訴えた。

 出席した山口祥義知事は「大陸に一番近い佐賀県が、多文化共生の先駆けになりたい。さまざまな人の悩みに応えるセンターになれば」と期待した。センターは、県から委託を受けて県国際交流協会が運営する。問い合わせは、電話0952(22)7830。

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