陸上(りくじょう)のトップ選手(せんしゅ)が街中(まちなか)の路上(ろじょう)でパフォーマンスを見(み)せる「ストリート陸上」が20日(にち)、佐賀市の県立(けんりつ)博物館(はくぶつかん)・美術館(びじゅつかん)東(ひがし)の本丸通(ほんまるどお)りで開(ひら)かれました。世界(せかい)選手権(せんしゅけん)に出場(しゅつじょう)した男子(だんし)400メートルのウォルシュ・ジュリアン選手や女子(じょし)100メートル障害(しょうがい)の木村(きむら)文子(あやこ)選手らがスピードに乗(の)った走(はし)りを見せ、大会(たいかい)前(まえ)の過(す)ごし方(かた)など裏話(うらばなし)も披露(ひろう)しました。

ウォルシュ、木村両(りょう)選手のほか、400メートル障害の元(もと)選手(せんしゅ)秋本(あきもと)真吾(しんご)さん、男子110メートル障害の泉谷(いずみや)駿介(しゅんすけ)選手、男子棒高跳(ぼうたかと)びの山本(やまもと)聖途(せいと)選手、車(くるま)いす陸上短距離(たんきょり)の中尾(なかお)有沙(ありさ)選手が登場(とうじょう)。本丸通りの仮設(かせつ)トラックで走ったり、ハードルを越(こ)えたり、棒高跳びのデモンストレーションを行(おこな)ったりしました。
ウォルシュ選手と木村選手は、小学生(しょうがくせい)2人(り)ずつと50メートル競走(きょうそう)で対決(たいけつ)しました。ウォルシュ選手は8メートル後方(こうほう)からスタートし、木村選手はハードルを2台(だい)置(お)くハンディ戦(せん)で、佐賀陸上クラブの樫野(かしの)太志(たいし)君(くん)(若楠小(わかくすしょう)6年(ねん))はウォルシュ選手の追(お)い上(あ)げを振(ふ)り切(き)り、トップでゴールしました。
選手らは大会前の過ごし方も紹介(しょうかい)しました。木村選手はテンポのいいミスター・チルドレンの曲(きょく)などを聴(き)いてレースに臨(のぞ)み、ウォルシ ュ選手は大会当日(とうじつ)、コンビニのざるそばを食(た)べるこだわりがあるそうです。


●樫野(かしの)太志(たいし)君 (佐賀陸上、若楠小6年)

50メートル競走(きょうそう)でウォルシュ・ジュリアン選手(せんしゅ)と対決(たいけつ)しました。8メートル後(うし)ろからスタートしたウォルシュ選手の足音(あしおと)が聞(き)こえてきて、追(お)いつかれるのではと思(おも)ったけれど、後半(こうはん)の伸(の)びが良(よ)く、逃(に)げ切(き)ることができました。アスリートのアドバイスでは、スタート時(じ)の姿勢(しせい)などが参考(さんこう)になりました。
●石竹(いしたけ)唯(ゆい)さん (IRRC、伊万里小6年)

50メートル競走(きょうそう)に出場(しゅつじょう)し、木村(きむら)文子(あやこ)選手(せんしゅ)と勝負(しょうぶ)しました。コースにハードルを2台(だい)置(お)いた木村選手に本気(ほんき)で勝(か)つつもりだったし、走(はし)りに手応(てごた)えもあったので競(せ)り負(ま)けてとても悔(くや)しかったです。アスリートは試合(しあい)前(まえ)のもも上(あ)げが大切(たいせつ)だと話(はな)していました。これからの走りに役立(やくだ)てたいと思(おも)います。









イベント後、アスリートと記念撮影する小学生=佐賀市の本丸通り