ほんのりと緑に色づいたレモンバーベナ味の逸口香。食べると口の中に香りが広がる=佐賀市蓮池町の源八屋

焼き上がったばかりの逸口香を持つ開発メンバーの眞子麗さん=佐賀市蓮池町の源八屋

 神埼市の西九州大健康栄養学部の学生とハーブの生産や加工などを行う「ミツセファーム」(佐賀市)、逸口香の老舗「源八屋」(佐賀市)がスクラムを組み、ハーブ入りの逸口香「HerbsIKKOKO」を共同開発した。同大学神埼キャンパスの学園祭「ひのくま祭」で26、27の両日、試食会を開き販売する。

 3年の眞子麗(うらら)さん(20)、江頭有由奈(ゆいな)さん(21)、浦津志郎さん(20)、川浪猛さん(22)が授業で取り組んでいる。リハビリテーション学部とも連携し、ハーブの香りに認知症予防の効果があることが分かり、商品を考案した。

 4人は4月から開発を始め、チーズケーキなどを試作したが、ミツセファームでハーブに触れる中で「佐賀銘菓である逸口香を生かしながら、味や香りを変えたら面白いのでは」と思いついた。

 逸口香に決まってからも、苦労の連続だった。生地がうまくできず、食べられないほど硬くなったり、中に空間ができなかったりした。ハーブを混ぜ込んだ餡(あん)も、砂糖の種類を変えて20回近く試し、キビ糖に決めた。450度の高温で焼き上げるため専用の窯が必要となり、源八屋が協力した。

 学園祭ではレモンバーベナ味とラベンダー味の2種類を取り扱い、1個100円で、2個セット180円で販売する。浦津さんは「ファンが多いお年寄りだけでなく、若い人にも食べてほしい」と呼び掛ける。今後も研究を続け、色や大きさなどを改良することにしている。

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