コミュニティサイクルの実験イベントに出発する参加者たち=佐賀市の佐賀バルーンミュージアム

実験イベントのルールなどについて説明を受ける参加者たち=佐賀市の佐賀バルーンミュージアム

 借りた場所以外の拠点(ポート)に自転車が乗り捨てできる新しい交通手段「コミュニティサイクル」の普及を目指し、佐賀大の学生が22日、佐賀市で実験イベントを行った。同市内のコミュニティサイクルサービス「HELLO CYCLING(ハロー サイクリング)」を利用し、学生らが6カ所を巡った。参加者アンケートを来年2月までにまとめて佐賀市に報告し、今後の普及につなげていく。

 経済学部の亀山嘉大教授(47)のゼミで学ぶ3年の大津夏子さん(21)、副枝美歩さん(20)、仲西風音(かざね)さん(20)が企画した。コミュニティサイクルは電動アシスト付き自転車をシェアするサービスで、短時間ごとに安価で利用でき、好きなポートで乗り捨てできる。観光をはじめ通勤、通学にも便利と見込まれるが、まだあまり知られておらず、イベントを利用して認知度を上げていくノウハウを得ようと実施した。

 学生、ゼミ生合わせて34人が5グループに分かれ、佐賀バルーンミュージアムを出発した。佐賀城跡、JR佐賀駅など指定された地点近くのポートを見つけて自転車を置き、各地点のお題に沿って写真を撮影。穴埋め問題の答えを見つけて無料通信アプリLINE(ライン)に投稿し、合計点を競った。

 佐賀市では2018年3月から「HELLO CYCLING」のサービスがスタート。現在、佐賀市内11カ所のポートに自転車計50台を配置し、15分150円、1日1500円で利用できるが、稼働率は10%ほどという。

 アンケートは、イベントの感想をはじめ通勤、通学で利用する際の意見や料金設定などを聞き、今後に生かす。仲西さんらは「将来的には学内や駅前の放置自転車を減らす効果も見込めるはず」とサービスの普及に期待する。

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