赤獅子を引っ張り、住宅街を練り歩く塾生や地域住民たち=神奈川県川崎市

 神奈川県川崎市麻生区の住宅街で20日、手作りの曳山(やま)「赤獅子」が練り歩いた。佐賀県唐津市出身者たちが入居する学生寮「久敬社(きゅうけいしゃ)塾」が地元自治会と長年続けている行事。閑静な住宅街に唐津くんちの囃子(はやし)が響いた。

 塾生12人や卒塾生、地元の子どもたち約200人が、「エンヤ、エンヤ」と声を枯らしながら坂道の多い住宅街を歩いた。曳山が通ると、住宅のベランダから顔を出して手を振ったり、写真を撮ったりする住民の姿もあった。

 約1時間半の巡行後は、寮敷地内のテニスコートで住民らによる屋台やバザーの出店があり、多くの人たちでにぎわった。

 塾生たちはこの行事のために10月から準備を始め、地元自治会とも話し合ってきた。唐津市厳木町出身で明治大2年の宮原円生(えんじょう)さん(19)は「住民の方たちに唐津くんちのことを知ってもらい、楽しんでもらえるとうれしい。自分たちもこの行事で故郷のことを懐かしく思い出しています」と話した。

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