初の全国大会に向け、トレーニングに励む佐賀工高ラグビー部の女子選手たち=佐賀市の同校

タックル練習に励む佐賀工高ラグビー部の女子選手たち=佐賀市の同校

 第2回全国U18女子セブンスラグビーフットボール大会(25~27日、埼玉県)に佐賀工高が九州代表として出場する。男子は花園常連校として知られる一方、女子も今年初めて7人制で単独チームが組めるようになった。8、9月に行われた九州予選で準優勝し、初めて挑む全国の舞台。主将の冨吉瑠那(3年)は「佐賀工として出るので責任とプライドを持って頑張りたい」と話す。

 鮮やかな緑の人工芝が張られた同校グラウンド。屈強な体格の男子部員に混じって、7人の女子部員もトレーニングに励む。安全面を考慮しつつ、ランニングやパス回しといった練習メニューは男子とともにこなす。

 県内にはこれまで高校世代で女子選手の受け皿がなかった。同校初の女子部員で、現在は日本代表として活躍する堤ほの花(日体大4年)が風穴を開けて以降、2023年に佐賀で開催される国民スポーツ大会も見据え、部員が少しずつ増加。今春1年生3人が加わって7人になり、他県の選手との合同チームでなく、学校単独で大会に参加できるようになった。

 7人の中で競技経験者は4人。中学までソフトボール部だった冨吉は、父が同校ラグビー部OBだった縁で競技を始めた。もう一人の3年生近藤きららはバスケットボール部出身。中学2年の頃、佐賀でトップリーグの試合を観戦し、「かっこいいと思った」と体験教室に足を運んだ。激しいタックルで相手を倒したり、ノックオンを誘ったりすることが醍醐味(だいごみ)といい、「男子にも負けたくない」と気持ちの強さを見せる。

 予選では長崎、宮崎、鹿児島のチームを撃破して出場権を獲得。部員の多くが県チームの主力として臨んだ茨城国体九州予選では、本大会出場こそならなかったが、2勝を挙げるなど着実に力をつけている。

 全国大会には各地区の予選を勝ち抜いた高校やクラブチームなど12チームが出場。予選プールCの佐賀工高は26日に京都成章高、東北選抜と対戦し、27日には順位決定トーナメントが行われる。近藤は「関西1位の京都成章に勝って、グループ1位になりたい」と力を込める。

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